トレーニングのために特別な時間を費やさずに、普段と同じ生活をしながらたった2週間で肺活量を500cc以上増加させ、体脂肪率を1.0%減少させる魔法があれば使ってみたくないですか?
エアロフィットはこんな夢のような願望を叶えてくれるデンマーク生まれの呼吸筋トレーニングデバイスです。
エアロフィットを使えばトレーニング・ダイエット成功の鍵である『継続』が容易に達成できるので、誰でも効果を実感できます。
- 肺活量を増やして持久力を向上させたい人
- 呼吸筋を強化して換気効率を高めたい人
- 吸息筋と呼息筋を異なる強度で同時に鍛えたい人
- ダイエットを成功させて太りにくいカラダを手に入れたい人
- 喘息(小児喘息・運動誘発生喘息)を改善したい人
- タバコの吸いすぎで息苦しい人(COPD患者)
本記事では、エアロフィットを2週間使用した効果と使い勝手を紹介しているので、呼吸筋を効率的に鍛えたい方はぜひ参考にしてください。
エアロフィットを2週間使用して得られた効果
今回の検証ではエアロフィットの使用前後で下記の測定項目の変化をモニタリングしました。
肺活量
体重
体脂肪率
皮下脂肪率
内臓脂肪レベル
基礎代謝
BMI
筋肉レベル
骨レベル
肉体年齢
家で測れる!100均アイテム2つで肺活量を簡易的に測定する方法で紹介している方法で簡易的に測定しました。
肺活量はその他の指標はPanasonic製の体重計(EW-FA13)で測定しました。
エアロフィットのトレーニング以外は通常の生活と何も変えていません。(食事制限・運動なし)
前情報として、呼吸筋を鍛えても肺活量の向上には寄与しないという論文を見つけたのでご紹介しておきます。
呼吸筋を鍛えて肺活量が増加するのは、健常者よりも遥かに呼吸筋が弱い病的状態の場合です。呼吸筋力が正常以上で標準的な肺・胸郭なら呼吸筋力の多少の増減は肺活量にあまり影響を与えません。
検証結果
計測項目(単位) | 使用前 | 使用後1週間 | 使用後2週間 |
肺活量(mL) | 4500 | 4800 | >5000 |
体重(kg) | 68.5 | 68.1 | 68.3 |
体脂肪率(%) | 16.6 | 15.8 | 15.6 |
皮下脂肪率(%) | 14.4 | 13.7 | 13.4 |
内臓脂肪レベル | 6.5 | 6.0 | 6.0 |
基礎代謝 | 1522 | 1527 | 1534 |
BMI | 23.4 | 23.3 | 23.4 |
筋肉レベル | 7 | 7 | 7 |
骨レベル | 7 | 7 | 7 |
肉体年齢(歳) | 31 | 30 | 30 |
なんと、増えないと思っていた肺活量が2週間で500cc以上増えました。
その他にも体重・体脂肪率・皮下脂肪率・内臓レベル全ての項目が減少していて、呼吸筋を鍛えるメリット・エアロフィットの効果を身をもって体感しました。
計測項目(単位) | 使用後3週間 | 使用後4週間 | 使用後6週間 |
肺活量(mL) | >5000 | >5000 | >5000 |
体重(kg) | 68.2 | 69.3 | 66.8 |
体脂肪率(%) | 15.0 | 15.6 | 17.1 |
皮下脂肪率(%) | 12.9 | 13.4 | 15.1 |
内臓脂肪レベル | 6.0 | 6.5 | 6.0 |
基礎代謝 | 1542 | 1554 | 1481 |
BMI | 23.3 | 23.7 | 22.8 |
筋肉レベル | 7 | 7 | 6 |
骨レベル | 7 | 7 | 6 |
肉体年齢(歳) | 30 | 30 | 32 |
計測項目(単位) | 使用後7週間 | 使用後8週間 | 使用後9週間 |
肺活量(mL) | >5000 | >5000 | >5000 |
体重(kg) | 66.5 | 64.7 | |
体脂肪率(%) | 14.5 | 16.1 | |
皮下脂肪率(%) | 12.5 | 14.2 | |
内臓脂肪レベル | 5.5 | 5,5 | |
基礎代謝 | 1516 | 1455 | |
BMI | 22.7 | 22.1 | |
筋肉レベル | 7 | 6 | |
骨レベル | 7 | 6 | |
肉体年齢(歳) | 30 | 32 |
ちなみに、キニレビブログのきにねこさんもエアロフィットで肺活量が20%アップしたと報告されていました。
▶︎【2週間】エアロフィットでトレーニングを続けた結果、肺活量が20%UPした件
私のトレーニング方法
メーカーの推奨方法は簡単に説明するとこんな感じ。
低負荷から初めて、徐々に強度をあげていく
トレーニング中は安静にする
専用アプリに従って1日2回トレーニングする
- 本体の左右のダイアルでトレーニング強度(吸う抵抗・吐く抵抗)を変更できますが、初めは最も低負荷から始めましょう。
- トレーニング中は椅子に座るか仰向けの状態で安静を保って実施しましょう。
- 専用アプリの合図に沿って吸う・止める・吐くを繰り返しましょう。
私が2週間実施したトレーニング方法はこちら。
初日から強度をMAXにする(キツい時は負荷を1段階軽下げる)
起床後のコーヒーを淹れる間に1回目のトレーニングを実施
就寝前の洗濯物を干しながら2回目のトレーニングを実施
メーカー推奨ではないので、何かあったときは自己責任でやってます。
初回の翌日は腹筋?横隔膜?が筋肉痛になり、3日目ぐらいまではトレーニング中に息ができなくて死にかけましたが、4日目あたりから徐々に慣れてきました。
エアロフィットのメリット・使いやすかった点
ながらトレーニングで継続させやすい
強度の調節が簡単
パーツが少なくお手入れが容易
ながらトレーニングで継続させやすい
エアロフィットの最大のメリットは”ながらトレーニング”ができること。
エアロフィットはトレーニング中に手を添える必要がないので両手が空きます。
そのため
- 掃除をしながら
- 入浴しながら
- 料理をしながら
- コーヒーを淹れながら
- 洗濯物を干しながら
- デスクワークをしながら
- 化粧をしながら など
別のことをしながらでも呼吸筋が鍛えられるので習慣化させやすく、むしろ既に習慣化されていることに追加することで飽き性の方でもトレーニングが長続きします。
強度の調節が簡単
他の呼吸筋デバイスは、ネジを締める・緩める要領で強度を調節するためかなり手間がかかりますが、エアロフィットは左右のダイアルを回すことで吸う強度と吐く強度を簡単に調節できます。
- 吸う強度は『IN』側のダイアルで調整します。Aが最も低負荷でFが最高強度です。
- 吐く強度は『OUT』側のダイアルで調整します。1が最も低負荷で6が最高強度です。
また他のデバイスとは異なり、洗浄時に強度がリセットされることがないため(詳細は後述)毎回一定の強度でトレーニングができます。
パーツが少なくお手入れが簡単
トレーニングが終了したら本体からマウスピースを外して水ですすぐだけ。
トータル1分程度で完了します。
エアロフィットのデメリット・使いにくかった点
トレーニング中はダースベイダーになる
高負荷状態が続くと無意識に息が鼻から抜ける
専用アプリは優秀だが面白みにかける
トレーニング中はダースベイダーになる
高強度でトレーニングしていると、吸う時も吐く時もけっこう音がヤバめです。
とりあえず、周囲に迷惑なので通勤中とかスタバで仕事しがならトレーニングはNGです。
装着時の見た目もまぁまぁ目立つので、周囲に人が居ない環境でトレーニングした方がベターです。
高負荷状態が続くと無意識に息が鼻から抜ける
トレーニング後半になると呼吸筋の疲労で吸う力と吐く力が弱まり無意識に鼻から息が出入りし始めます。
効率よくトレーニングするにはノーズクリップは必須ですが、エアロフィットにはノーズクリップは付属されていないので、別途自分で用意する必要があります。
なお、通販サイトで「ノーズクリップ」と検索すると美容目的の商品ばかり出てきますが、美容目的のものは価格が高いし(おそらく)ピンチが弱いので呼気時にぶっ飛んでしまうと思います。
専用アプリは優秀だが面白みにかける
エアロフィットはiPhoneユーザー用・Androidユーザー用にそれぞれトレーニングアプリが用意されています。
目的別のトレーニング内容提案
『運動パフォーマンス向上』または『コンディション調整』のどちらかを選択することで最適なトレーニングを提案してくれます。
トレーニングの指示
呼吸筋トレーニングはゆっくり吸って・ゆっくり吐くことが重要ですが、アプリで呼吸タイミングを指示してくれます。
トレーニングログの管理
アプリでトレーニングした記録が『アクティビティ』タブで確認できます。トレーニング継続日数、合計時間、セッション数をアプリで管理できます。
カレンダーの数字は日付ではなく、トレーニング時間(分)です。
アプリはトレーニングに特化した仕様になっているので機能が限られており、エンタメ性がなくて少々飽きやすいです。
とはいえ、トレーニングに必要な機能は網羅できているので優秀なアプリです。
呼吸筋トレーニング(高強度)
呼吸筋トレーニング(中負荷吸気筋)
呼吸筋トレーニング(柔軟性)
呼吸筋トレーニング(ハイパーベンチレーション)
呼吸筋トレーニング(無酸素生代謝閾値)
呼吸筋エクササイズ(集中力強化)
呼吸筋エクササイズ(マインドフルネス・トライアングル)
NEWレビュー!エアロフィットの耐久性
エアロフィットは構造がシンプルなので、通常使用で部品が破損することはほぼありません。
とはいえ、毎日のお手入れでマウスピースを着脱するため、接合部が緩んで隙間ができることも今後ありそうです。
隙間ができるとそこから空気が出入りしてしまいトレーニングにならないため、マウスピースの追加購入はそのうち必要になると思います。
エアロフィット購入後のアフターフォロー
2年間の製品保証
45日間の返金対応
2年間の製品保証
エアロフィットは購入後から2年間の製品保証があります。
メーカーの全ての故障が対象なので、万が一不良品が届いても無償で交換してくれ安心です。
45日間の返金対応
エアロフィットは45日間の返金保証返品制度が適用されます。
返品送料は購入者負担ですが、期間内に100%満足できない場合は理由の如何に関わらず返金してくれます。
他の類似品との比較
エアロフィットと同様に呼吸筋を手軽に鍛えるグッズには以下の2つがあります。
パワーブリーズ(POWER breathe)
ウルトラブレス(Ultrabreathe)
結論からいうと、呼吸筋を鍛えて肺活量・筋持久力を向上させることが目的なら、どちらもエアロフィットには劣る性能でした。
パワーブリーズ(POWER breathe)を選ばなかった理由
パワーブリーズは呼吸筋の中の吸息筋を強化できるトレーニングデバイスです。
インナーマッスルの呼吸筋を鍛えて持久力・パフォーマンスを向上させることができ、得られる効果はエアロフィットと全く同じです。
価格はエアロフィットよりパワーブリーズの方が1割程度やすいのですが、下記理由からパワーブリーズは選びませんでした。
部品が多くて手入れが面倒
パワーブリーズは部品を4つに分解して洗浄するため、分解の手間と組み立ての手間がエアロフィットよりも多く洗うのが大変です。
部品が多くて壊れやすい
トレーニング中はできるだけ強く吸い込むよう指示されていますが、強く吸い込むと白いゴムの部分が凹んで負荷がかからないという報告が複数ありました。
また、1ヶ月程度の使用ですぐ壊れるとの報告もあり、構造上の問題があるように思います。
また、構造がやや複雑なので組み立てかたを誤ると空気が漏れてトレーニングに支障が出ることも厄介な要因の1つです。
トレーニング中は器具を手で持たなければならない
パワーブリーズはトレーニング中は片手を添える必要があるので、トレーニングしながら別のことはできません。
呼吸筋トレーニングは結構地味なので、ながらトレーニングじゃないと長続きしないと思います。
呼息筋のトレーニングができない
上図は運動に伴う肺活量の変化を説明した図ですが
- 運動強度が増加すると酸素摂取量を増やすために一回換気量が増える
- 運動強度の増加により吐く力が弱まると機能的残機量が増加し酸素摂取量が減少する
- 呼吸数を増やして酸素摂取量を確保する
呼吸数の増加で代償しきれなくなると酸欠状態となり運動パフォーマンスが低下するワケです。
要するに、吐く力が弱いと1回の呼吸で摂取できる酸素量が減少するので換気効率が悪くなりパフォーマンスが低下するという事です。
このことから、近年では息を吐くための呼息筋を鍛える必要が論じられており、運動中でもしっかり息を吐き切り、肺のスペースを確保することが注目されています。
パワーブリーズで負荷が得られるのは吸気時のみで、呼気時は負荷がかかりません。
つまり、鍛えられる部位は吸息筋(吸気で鍛えられる筋肉)だけなので、運動強度が高まった時の機能的残気(息を吐いた後に残る空気量)の改善効果は期待できないということです。
エアロフィットとパワーブリーズの両方を使用したことがある元トライアスリートのみやわたさんも操作性やメンテナンス性、継続のしやすさからエアロフィットをおすすめされていました。
▶︎【レビュー】呼吸筋を鍛える AIROFIT (エアロフィット) パワーブリーズと徹底比較
ウルトラブレス(Ultrabreathe)を選ばなかった理由
ウルトラブレスはエアロフィットと同様に吸息筋と呼息筋の両方が鍛えられるイギリス生まれの呼吸筋トレーニングデバイスです。
急息筋と呼息筋を同時に鍛えられてトレーニング中に手を添える必要もないため使い勝手はエアロフィットとほぼ同等ですが、トレーニングの継続を妨げる2つの要因があります。
部品が多く組み立て・分解に手間がかかる
ウルトラブレスは4つの部品で構成されており、エアロフィットに比べると組み立て・分解の手間がかかります。
見た目では装着方向が分かりにくいので、下記動画のように間違った向きにセットしてしまうこともよくあります。
使用後の洗浄時も部品の分解に手間がかかるので正直めんどくさいです。
部品には小さなパーツも含まれているので紛失のリスクも高いです。一方、エアロフィットは本体にマウスピースを装着するだけなので、準備・片付けの手間が圧倒的に少ないです。
一定の強度で負荷をかけることが難しい
ウルトラブレスは『スリーブ』と『キャップ』の2つのパーツをくるくる回して強度を調節しますが、洗浄の度に分解して強度がリセットされるため、トレーニング毎に強度を調節しなければなりません。
強度の調節はネジにナットを回し付けるイメージなので、前回のトレーニングでどの位置まで回し込んだのかを記憶できません。
そのため、毎回同じ強度に設定することが難しく、効率的にトレーニングできません。
また、強度の設定が不明瞭なので、自分がステップアップできているのかもいまいち判断できません。
その点、エアロフィットはダイアルで強度を設定できるため準備に手間がかからないですし、毎回一定の負荷でトレーニングできます。
エアロフィットを購入しても後悔しない人
以下に該当する方であれば、エアロフィットを購入してもきっと後悔しないと思います。
- 肺活量を増やして持久力を向上させたい人
- 呼吸筋トレーニングを継続させたい人
- 吸息筋と呼息筋を異なる強度で同時に鍛えたい人
- ダイエットを成功させて太りにくいカラダを手に入れたい人
- 運動誘発生喘息を改善したい人
- 運動パフォーマンスを高めたい喫煙者
肺活量を増やして持久力を向上させたい人
呼吸筋トレーニングは肺・胸郭の拡張・縮小の程度を増やして肺活量を相対的に増加させるだけでなく、肺容積を広げて取り込める空気の絶対量を増やす効果も見込めます。
とはいえ、肺活量だけを増やしても全身持久性体力の向上は期待できないので、他の循環器系トレーニングの実施も必須です。
呼吸筋トレーニングを継続させたい人
呼吸筋トレーニングで期待される効果を得るには継続が必須です。
エアロフィットを使えば別の作業をしながらでも呼吸筋が鍛えられるので、意思が弱くてトレーニングが長続きしないような方でも呼吸筋トレーニングを簡単に習慣化できます。
メーカーからの注意事項にもありますが、エアロフィットを他の活動(ランニング・サイクリング・ローイング・ドライブなど)と同時に使用することは予期しない事故につながる可能性があるため絶対NGです。
吸息筋と呼息筋を異なる強度で同時に鍛えたい人
運動強度の増加に伴う機能的残機を少なくして、効率良く換気するには呼息筋の強化も欠かせません。
エアロフィットは吸息筋と呼息筋の両方を同時に鍛えられ、かつそれぞれで負荷の強度を調節できるオンリーワンの呼吸筋トレーニングデバイスです。
ダイエットを成功させて太りにくいカラダを手入れたい人
ダイエットが成功しない理由は続かないから。
続かない理由は普段と違うことをするから。
摂取カロリーをチェックしたり
食物繊維を多めに摂取したり
21以降は食べ物を摂らないようにしたり
朝食をしっかり摂ったり
十分な睡眠を摂ったり
有酸素運動で体脂肪を燃焼させたり
筋トレで基礎代謝を上げたり
etc…
ただでさえ毎日忙しいのに、こんな面倒なこと続くわけないんですよ。続く人が変態なだけで続かないのが普通です。
エアロフィットはこんな面倒な事をしなくても、デスクワーク・料理・洗い物・掃除・洗濯・トイレ・お風呂・読書など普段の生活を何1つ変える事なくながらトレーニングができるので確実に続きます。
有酸素運動と比べるとカロリー消費量は少ないかもしれませんが、続きさえすれば必ず結果が出ます。
ちなみに、カロリー消費が最も大きいのは運動ではなく基礎代謝。
エアロフィットによる呼吸筋トレーニングはインナーマッスルが鍛えられて基礎代謝が上がるので、運動しなくても太らないカラダが手に入ります。
ちなみに、呼吸と関わる横隔膜やインナーマッスルを鍛えれば、お腹を引き締めてくびれを作るボディメイク効果も期待できることがyogaJOURNALで紹介されていました。
エアロフィットを使った”ながらトレーニング”で理想のカラダを手に入れてください!
運動誘発性喘息を改善したい人
Breathing training undoubtably improved respiratory quality and vastly relived symptoms of EIA, whilst engaging in physical exercise.
呼吸トレーニングは、間違いなく呼吸の質を向上させ、運動中のEIA(運動誘発生喘息)の症状を大幅に緩和します。
運動パフォーマンスを高めたい喫煙者
喫煙は肺を硬化させ換気効率を悪化させる原因の1つです。
呼吸筋トレーニングは慢性閉塞生肺疾(COPD)患理学療法ガイドラインでも推奨されており、喫煙者に対して一定の効果が得られることは間違いありません。
4.呼吸筋トレーニング(1): 単独効果 推奨グレード B エビデンスレベル 1
中等症から重症の COPD を対象とした呼吸筋トレーニングによって,PImax,吸気筋 耐久力は改善し,シャトルウォーキングテスト(ISWT)や 6 分間歩行試験(6MWT) による運動耐容能は増大することが示されている 。
これらは変化量としては小さい ながらもそれぞれ有意な改善である。 ・
いくつかの RCT では,本法によって呼吸困難の軽減,健康関連QOL,ADLへの改善効果も示されている。
患者教育と比較して呼吸筋トレーニングは呼吸筋力と耐久力を有意に改善させるが, その他の呼吸リハビリテーションの手段と比較した場合の呼吸困難や運動耐容能,健康関連 QOL に及ぼす影響は不明である。
本法のルーチンの適用を推奨する根拠はないが,呼吸筋の筋力低下のために呼吸筋力を強化させたい場合には,本法を適用してもよい。
ガイドラインの他にも、呼吸筋トレーニングにより肺疾患患者の呼吸機能が改善した報告は複数の論文でも紹介されています。
呼吸筋トレーニングにより,最大吸気圧,呼吸筋耐久力,漸増負加圧,運動耐容能,ボルグスケール,呼吸困難(TDI),健康関連QOL(CRQ)の全ての項目で有意な改善が得られている.
Patients in the intervention group achieved larger gains in inspiratory muscle function (both strength and endurance; p<0.001). Clinically relevant and statistically significant improvements in 6MWD were observed in both groups, however, there was no statistically significant difference between groups (p=0.926). Endurance cycling exercise capacity increased significantly more in the intervention group (p=0.048)
介入群の患者(呼吸リハ+呼吸トレーニング)は、吸気筋機能(筋力および持久力の両方;p<0.001)においてより大きな向上を達成した。6MWDは両群とも臨床的に有意な改善が認められたが、群間差はなかった(p=0.926)。持久的サイクリング運動能力は、介入群で有意に増加した(p=0.048)
また、エアロフィットを使用することでどの程度QOL(生活の質)を改善できるのかはピーケさんの体験談を読むと参考になります。
エアロフィット使用前
- 10分以上歩けない
- 掃除機を5分かけると息切れを起こす
- 日常的な身体的活動が制限され庭仕事も億劫な状態/li>
エアロフィット使用後
- 肺活量・吸気量・呼気量が向上した
- 30分間の方向と1時間の掃除機がけができるようになった
- 身体的活動が制限されることなく、孫の面倒を見れるようになった
肺の病気を患っている多くの人々にとって、呼吸のトレーニングは人生を変えるほどの改善と計り知れない成果をもたらす。
他のエアロフィット使用者のレビュー
エアロフィットを実際に使用された方の感想をいくつかご紹介しておきます。
ヤマノブログのヤマノさん
登山歴8年のヤマノさん。
登山やトレランのパフォーマンスを高めるためにエアロフィットは有効と評価されています。
2週間のトレーニングでテントマットを膨らませる速度が早くなったと肺活量アップ効果を実感されていました!
▶︎登山ブログによるレビュー:登山やトレランの呼吸筋を鍛える「エアロフィット」の活用方法
とりみどらブログのとりみどらさん
慶応義塾大卒で心理学検定特1級を取得されているとりみどらさん。
軽くてコンパクトで気軽に使えて「息切れ改善効果」を実感されていました。
▶︎「息切れ改善に効果あり」って本当?演劇経験者の『エアロフィット』ぶっちゃけレビュー。
ソルブログのソルさん
自宅で筋トレをしてもお腹周りが痩せなかったソルさん。
エアロフィットを2週間使用した結果、お腹周りが少しスッキリしたとダイエット効果を実感されていました。
ダイエット効果だけでなく、寝付きの悪さも改善されてぐっすり眠れるようになったというプラスαの効果も得られたようです。
▶︎『1日10分の呼吸だけで健康に!?』エアロフィットアクティブの口コミや評判・レビューを徹底解説[PR]
たいしょんブログのたいしょんさん
岐阜のベンチャー企業で働くWebエンジニアのたいしょんさん。
在宅勤務で運動の機会が減っていましたが、エアロフィットがあれば自宅でも手軽にトレーニングができて運動不足が解消できると評価されていました。
▶︎【口コミ・評判】エアロフィット・アクティブレビュー|家でも呼吸筋トレーニングできるツール
まとめ:エアロフィットが向いてるのは呼吸筋トレーニングを習慣化したい人です
ジョギングや筋トレは習慣化することが難しく長く続きしないことが多いですが、エアロフィットは既に習慣化してることに追加して”ながらトレーニング”ができるので習慣化させやすいです。
呼吸筋トレーニングを習慣化して目的を達成させるためにも、ぜひエアロフィットを使ってみてください。