こんにちは、ちゃんミーパパです。
・子供が農薬を摂取すると発達障害になるって聞いたけど本当かな?
・市販のベビーフードは問題ないよね?
・離乳食を手作りするなら国産の野菜を使っておけば安心かな?
今回はこんな疑問にお答えします。
本記事の内容
- 農薬摂取で子供の発達障害のリスクが2倍になる!?|農薬と発達障害の関連性とは
- 【国産はむしろ危険!?】日本は農薬使用世界第3位の農薬大国です
- 農薬の除去方法とは
スーパーの安い野菜や市販されているベビーフードは「オーガニック」の表記がない限り、まず間違いなく農薬を使用した野菜が使われています。
「スーパーで購入した野菜や市販のベビーフードは子供へどのような悪影響があるか?」
この質問に対する回答は、「子供が発達障害になるリスクが2倍になります。できるだけ使用は避けるべきです」となります。
ということで、今回は農薬と発達障害の関連性について深堀して解説していきます。
農薬摂取で子供の発達障害のリスクが2倍になる!?|農薬と発達障害の関連性とは
根拠
2010年に農薬の摂取で発達障害が発症するリスクが通常の2倍になるという驚きのデータが米国のハーバード大学の研究チームから発表されました。
栽培過程で農薬を使用した野菜や果物を多く摂取した子どもは、注意欠陥多動障害(ADHD)を発症する確率が高いとする論文が17日、小児科学誌「ペディアトリクス(Pediatrics)」に発表された。
米国とカナダの研究チームは、米国の8歳から15歳までの子ども1139人を対象に調査を行った。その結果、農薬に用いられる有機リン酸エステルの残留レベルが高い子どものADHD発症率は、通常の2倍であることを発見した。
2012年には米国の小児科学会がハーバード大学と同じ結論を正式に発表しています。
2012年にもアメリカの小児科学会が米国ハーバード大学の研究と同じ結論を正式に発表しています。もちろん、米国の小児科学会は根拠もなく言っているわけではなく、500くらいの論文を根拠に発表しているのです。
ネオニコチノイド系の農薬も欧州食品安全機関が「子供の脳に影響がある」と言っています。
これまで、発達障害は遺伝的な要素が強いと考えられていましたが、最近の研究によって農薬の摂取が発達障害を誘発している可能性が高いことがわかっています。
農薬は検出限界ぎりぎりの濃度なのに発達障害になる可能性があることが指摘されています。
ハーバード大学の研究結果によると
あくまでも「リスクが高くなる」なので、農薬を摂取すると発達障害になっちゃう!という意味ではありません。
とはいえ、リスクは可能な限り下げておきたいところです。
何で農薬の摂取で発達障害になるの?
この理由は胎児・乳幼児期は毒性のある化学物質(農薬)が脳へ容易に侵入し、神経伝達物質のアセチルコリンを分解してしまうから、です。
引用元:「第22回日本臨床環境医学会学術集会特集」自閉症・ADHD など発達障害の原因としての環境化学物質
この図は胎児・乳幼児期の脳(シナプス)の発達と毒性のある化学物質の脳への侵入のしやすさを表しています。
胎児期から乳児期にかけて、盛んにシナプス形成が行われ神経回路ができますが、この時期は脳内に毒性物質が入らないようにするバリア(血液脳関門)が未熟なため、毒性化学物質が子供の脳内へ容易に侵入できてしまいます。
繰り返しますが、有機リン系農薬は神経伝達物質アセチルコリンを分解します。
アセチルコリン情報伝達系は脳発達に必須であるばかりか、脳高次機能でも重要で、さらに免疫系、胎盤や生殖器など神経以外の臓器でも多様な働きをしています。
胎児期・乳幼児期の有機リン系農薬の摂取は可能な限り避けた方が良いと思います。
発達障害の体験談
私自身、発達障害(ADHD)持ちですが、毎日ストラテラという薬を飲んで健常発達の人達に溶け込んで生活できています。
薬を飲んでいる今だからこそ自分をコントロールできますが、診断されて薬を飲むまでは親・周囲の人間とうまくやり取りができず非常に苦しい人生でした。
これは離婚歴1回、転職3回という経歴が物語っていると思います。
発達障害の苦しさを身をもって体験しているからこそ、子供には同じ思いを絶対にさせたくありません。
【国産はむしろ危険!?】日本は農薬使用世界第3位の農薬大国です
私自身は「国産は安全、外国産は農薬を大量に使用しているため危険」という根拠のない思い込みがありましたが、この認識は完全に誤りだったようです。
さらに、各国の農薬使用量と発達障害の有病率を比較してみるとご覧の通りの結果です。
中国が含まれていませんが、農薬使用量と発達障害の有病率が見事に一致しています。
この一致は因果関係を示すものではありませんが、到底無視できることではありませんよね。
農薬の除去方法とは
一度付着した農薬を完全に除去する方法はありません!
IN YOU journalというサイトに「残留農薬量ランキング:ワースト10」という米農務省と FDA(食品医薬品局)による調査データ(消費量の多い野菜・果物を 対象)から作成されたランキングが掲載されています。
調査条件は「各野菜・果物はキレイに洗って皮をむいた状態」で行っています。
- 殺虫剤が検出された比率
- 2 種以上の殺虫剤が検出された比率
- 1 つのサンプルから検出された殺虫剤の平均数
- 検出された殺虫剤の平均量
- 1 つのサンプルから検出された殺虫剤の最大数
- 検出された殺虫剤の総数
- 1位:いちご
- 2位:りんご
- 3位:ネクタリン
- 4位:桃
- 5位:セロリ
- 6位:ブドウ
- 7位:さくらんぼ
- 8位:ほうれん草
- 9位:トマト
- 10位:パプリカ
このランキングで1番お伝えしたいことは、野菜・果物はキレイに洗って皮を剥いた状態でも完全に農薬を除去しきれないということです。
そもそも市販の野菜にはどんな農薬が使用されているのか、情報を得る手段がありません。
発達障害を発症するリスクを下げたいなら農薬不使用のオーガニック野菜を使わざるを得ない状況です。
まとめ:発達障害のリスクを下げたいなら可能な限り農薬は避けるべきです
今回の記事をまとめます。
- 農薬を摂取すると発達障害を発症するリスクが通常の2倍になる
- 市販の離乳食やスーパーの野菜に付着している程度の農薬量でも該当する
- 日本は世界第3位の農薬大国で発達障害の子供の数も年々増加傾向にある
- 農薬は洗ったり皮を剥く程度では完全に除去することはできない
- 完全に農薬を避けるには農薬不使用のオーガニック野菜を使用すべき
我が家では、ココノミと坂ノ途中というオーガニック野菜の通販サイトを使用しています。
他社とは違い全ての野菜に農薬の使用状況が明記されているため安心して利用できます。
こちらの記事で両社を比較しているので、少しでも興味があれば参考にしてみてください。
また、ベビーフードもオーガニックのものが販売されています。
手作りする時間がないという方は、こういうものを試してみるのもありではないでしょうか。
オーガニックストアに行けばいろんなオーガニックベビーフードが陳列されていますよ!
今回は以上となります。
オーガニック野菜はスーパーの野菜と比べると高すぎる!と考えるのか
スーパーの野菜は農薬漬けで大量生産しており安すぎる!と考えるのか。
私は、発達障害のあの苦しみをお金で回避できるなら、喜んで出資したいです。
これからも、子供のために親としてできることは可能な限りしてあげたいと思います!
最後までお読みいただきありがとうございました。
それでは、また!