離乳食作り、そろそろキツくなってきてませんか?
ただでさえ少ない自分の時間、離乳食の品数を増やすことでどんどん短くなってしまい正直しんどいですよね。
とはいえベビーフードは何が含まれているか分からないからなるべく使いたくない。
日頃から離乳食作りにストレス感じている方にとってイオンのカット済み冷凍野菜はまさに救世主的存在でしょう。
国がオーガニックと認めた証である『有機JASマーク』がついていて安心
ブロッコリー、にんじん、アスパラ、いんげんと離乳食で使いやすい野菜が充実
1袋に200gとたくさん入っているのに価格が200円程度と激安
イオン公式サイトに掲載されたビューの評価がどれも高い
私自身、見つけた瞬間に即買いして帰宅後に早速使ってみました。
確かに調理はめっちゃラク。どの野菜も下ごしらえ済みの状態なので皮を剥く手間もカットする手間もないし少し温めるだけで調理完了。離乳食作りが大幅に時間短縮されたためリピ決定と思っていました。
が、味見をした瞬間とてつもない違和感を覚えたことは今でも忘れません。
子どももいつもはあっという間に完食するのになぜかどの野菜も口から出して食べようとしてくれませんでした。
この記事ではイオンのオーガニック冷凍野菜を使って少しでも離乳食作りをラクしたいと思われている方に向けてイオンのオーガニック冷凍野菜に疑問を感じた私がイオンのオーガニック冷凍野菜について徹底的に調べた情報を共有します。
この記事で私が最も伝えたいことは有機JASマークの盲信は危険。イオンのオーガニック冷凍野菜を離乳食で使うことは避けるべきということです。
本記事が離乳食を作る全てのパパ・ママに届けば幸いです。
有機JASマークは産地の大気・水質の条件は規定されていない
有機JASについて調べていると『有機JACは農薬、化学肥料、遺伝子組み替えの有無は認証の基準に定められていますが産地の大気や水質の条件は規定されない』ことが分かりました。
つまりどんなに汚れた大気やお水で育った野菜でも有機JASで規定された禁止事項に抵触しなければオーガニック野菜として堂々と市場に出回っているということです。
・中国産の野菜は危険
余りに土壌汚染が酷いのです。
地下水を使って畑に水を撒きますが、地下水の重金属汚染が酷いそうです。
しかも危険な農薬も使ってるという。
中国産の野菜は主に外食産業や惣菜、弁当に使われてるそうだ。
— Pandora:6次元|叡智の覚醒シャンドラ333 (@CbdHarumi) June 13, 2021
「国産野菜使用」を謳わないものな中国産だな…外食やお弁当や野菜ジュースは本当に気をつけねば…
ビニールハウスで育てられる中国産「ドブ川野菜」の実態
週刊文春記者が見た! 危険すぎる中国産食品 #6 #中国産食品 #文春オンライン #ダイエット https://t.co/Svd7xgt1Q0— 正義の事務員 (@jimu201) July 4, 2021
現地に行って実際に確認したワケではないためこの真相は分かりません。
とはいえ「火のないところに煙は立たず」。
危ない可能性が少しでもあるなら避けるべき、というのが私の見解です。
とはいえ有機JASマークを取得していることから、無農薬・化学肥料不使用・遺伝子組み換えは行っていない農産物であることは間違いありません。
有機JAS取得の基準に大気と水が含まれていないことをどのように解釈するか、ここがイオンの冷凍野菜を離乳食に使うかどうか判断の分かれ目になると思います。
有機JAS取得の流れを詳しく知りたい方は有機食品の検査認証制度について|農林水産省消費・安全局をチェックしてみてください。
日本の野菜はやっぱり安全|農薬使用量は世界26位(2019年)
2019年時点で日本の平均農薬使用量は世界第26位という結果でした。
耕地面積当たりの有効成分換算農薬使用量
農薬は農業用のみ(林野・公園・ゴルフ場など非農業用の農薬を除く)
バミューダはイギリスと合算して表示
ここ最近『日本は農薬大国』などの情報が出回っているようです、明らかな情報操作です。
確かに日本は国土が狭く海に面した高湿度の島国のため施設園芸が盛んで、年中野菜や果物を作っていることから農薬の平均使用量は上がる傾向にあります。とはいえ『世界第3位の農薬大国』なんかではないことは上記グラフを見れば一目瞭然です。
ちなみにフランスやアメリカは作期が短くそもそもの農薬使用量が少ない穀物の面積比率が圧倒的に高いため、農薬の平均使用量が低くなっているようです。
参考情報:モルディブの農薬使用量が突出している原因は?
モルディブは土壌が農業に不向きで天然資源も乏しいため、観光業が主要な産業でした。
ところが新型コロナウイルス感染症危機により主要産業である観光業が大きな打撃を受け多くの失業者が発生するなど深刻な影響を受けたため、観光業への依存を軽減する目的で農業振興が進められています。
国土面積が東京23区の約半分と非常に小さいことから面積あたりの農薬使用量が他国と比べて高くなります。
子どもに食べさせる野菜は無農薬の方がいいかもしれません
日本の農薬使用量はそれほど多くないとはいえ子どもに与える野菜には少々気を配る必要があります。
栽培過程で農薬を使用した野菜や果物を多く摂取した子どもは、注意欠陥多動障害(ADHD)を発症する確率が高いとする論文が17日、小児科学誌「ペディアトリクス(Pediatrics)」に発表された。
米国とカナダの研究チームは、米国の8歳から15歳までの子ども1139人を対象に調査を行った。その結果、農薬に用いられる有機リン酸エステルの残留レベルが高い子どものADHD発症率は、通常の2倍であることを発見した。
8~15歳の子ども1139人の尿の成分を分析、親と面接してADHDの診断基準に当てはまるかどうか調べた。 分析の結果、検出限界ぎりぎりの濃度でも農薬成分の代謝物が尿から見つかった子は、検出されなかった子よりもADHDと診断される可能性が1.93倍になった。
この記事の中で大事なのは「農薬は検出限界ぎりぎりの濃度なのに発達障害になる可能性がある」ということです。
これは我々が普段スーパーで買っている野菜にかかっている農薬程度でも危ないことを意味しています。
出典:ながの小児科
胎児・乳幼児期は毒性のある化学物質(農薬)が脳へ容易に侵入し脳の発達を妨げることが原因の1つと考えられているようです。
実際のところはよく分かりませんが、我が家は後悔したくないので離乳食開始時期から子どもが大きくなるまではオーガニック野菜を使い続けようと思います。
子どもが小さい時は野菜の宅配サービスがラク
上の子が親の言うことを少しは聞いてくれるようになった今でこそ店舗のオーガニックストアまで野菜を購入しに行っていますが、子どもが小さい時は外で泣き叫ばれるストレスがハンパなかったため店舗には行きたくありませんでした。
それに小さい子どもを連れてあまり人混みにも行きたくなかったので、離乳食が始まってからしばらくは野菜の宅配サービスを利用しました。
メリット | デメリット |
|
|
ネット上で『オーガニック野菜は味が濃くて美味しい』みたいな口コミをよく見ますが個人的に味はスーパーの野菜と変わらないです。
また、値段はスーパーの2倍程度が相場ですが時期や天候不良の時でも大幅な価格変動がないため『スーパーの野菜と値段変わらない!』なんてことがよく起きます。
何より子どもへの影響は一生ついて回ることを考えると一時的な出費は目を瞑れます。
7〜9品で2430円だったのでまぁいいかとなりました。
オーガニックは嘘?イオンの中国産冷凍野菜は離乳食に使用できるのかのまとめ
今回の記事をまとめます。
- 有機JASマークは産地の大気・水質の条件は規定されていないため、よく分からない土地で栽培された野菜はホントに安全とは言い切れない
- 2019年時点の日本の農薬使用量は世界26位であり国産野菜は決して農薬漬けではない
- 農薬と発達障害の関連性が報告されているため子どもに与える野菜はオーガニックを使う方がベター
有機JASマークは無農薬・化学肥料不使用・遺伝子組み換えを行っていない農産物であることを証明するための制度であり栽培された土地の水・大気の安全性を担保する制度ではありません。
栽培された土地の水・大気を把握できていてこそ初めて安心が担保できる制度といえます。
子どもには確実に安心が担保された食材を食べてもらいたいものです。