- 生後1ヶ月未満の新生児が鼻水で苦しんでいるのでなんとかしてあげたい
- 生後1ヶ月未満の新生児にメルシーポットが本当に使えるのか知りたい
本記事のまとめ
- メルシーポットは生後20日の新生児でも使用することができます。
- 標準ノズルではなくボンジュールノズルを使用しましょう。
- 最適な吸引ポイントを見つけるためにも鼻の中でノズル向きを変えましょう。
- 吸引中は呼吸ができないため、連続吸入時間に注意しましょう。
新生児はママからの免疫で守られているとはいえ、全てのウイルスから防御できる訳ではありません。
生後1ヶ月未満の赤ちゃんが鼻水で苦しんでいる場合、お薬を飲むことはなかなか難しいため鼻水を吸引する対症療法が複数の小児科医師から推奨されています。
鼻水吸引には自動吸引器の使用が有効ですが、本当に生後1ヶ月未満の新生児に使用しても良いのか不安が残ると思います。
本記事では実際に生後20日の新生児にメルシーポットを使用した我が家の体験談をベースに、新生児の鼻水を吸引するコツと注意点を解説します。
鼻水で苦しんでいる全ての新生児が少しでも楽になれば幸いです。
そもそも鼻水吸引なんて意味あんの?と思われている方はこちらの記事で鼻水吸引の効果をご確認ください。
我が家の事例紹介
生後20日で鼻水が出現
我が家では第2子が生後20日頃に大量の鼻水が出現しました。
38℃の発熱
鼻水が出現した翌日には38℃の熱発が起こり、念の為病院に連れて行きました。
検査の結果
新型コロナ、RS、アデノなど一通りの検査を実施しましたが、結果は全て陰性。
医師曰く、保育園に通っている第1子が風邪ウイルスを第2子に移してしまったことが原因とのことでした。
新生児に自動吸引器は使えるか?
原因が風邪ウイルスによるものだったため、お薬の処方はありませんでした。
「時間の経過とともに軽快していくでしょう」とのことでしたが対症療法として鼻水の吸引を推奨されました。
吸引の回数制限は特にありませんでした。親が大変でなければできるだけ頻回に吸引してあげて下さいとのことでした。
標準ノズルではなくボンジュールノズルを使用しましょう
メルシーポットに標準で付属している吸引ノズルは大人でも使えるようにかなり太めに設計されています。
鼻の穴がある程度大きければ問題ありませんが、新生児のように鼻の穴が比較的小さい場合は標準ノズルでは鼻の中に入り切らず鼻水を吸引することができません。
そのため、新生児でメルシーポットを使用する場合は下記のボンジュールノズルが必須です。
吸引時に隙間ができないようになるべく奥まで挿入しましょう
鼻水吸引のコツは基本的には通常時と変わりません。
- 背後から羽交い締め、頭部はやや後屈
- ノズルを鼻の中に入れた吸引しながら吸引口の角度(向き)を360°回転させる
- 鼻粘膜が腫れているなら鼻を横に広げて空気の通り道を確保しながら吸引する
詳細はこちらをご参照ください。
そのため、沐浴時の要領で耳元を押さえて頭を固定し、正面からノズルを挿入すると吸引しやすいです。
吸引時の隙間について
ボンジュールノズルは先端が細いため新生児の鼻の径よりも細い可能性があります。
鼻の中でノズルの向きを動かして最も吸引できるポイントを探って下さい。
尚、ノズルの挿入は1.5cmを目安にして下さい。
奥まで入れすぎると痛みが強いため注意が必要です。
連続吸引時間について
新生児は鼻水が垂れていても基本的には鼻で呼吸を行っており、口での呼吸は上手にできません。
親が躊躇してダラダラ吸引時間を長引かせることは得策ではありません。
一思いにノズルを奥まで挿入することが赤ちゃんにとっては最も良いアプローチです。
吸引した鼻水に血が混ざっていたら
基本的には吸引で鼻粘膜が傷つくことはありません。
傷つけることがあるとしたら、挿入時にノズルが粘膜に強く当たっている可能性があります。
まとめ:新生児の鼻水は原則投薬なし、吸引し続けることが大切
今回の記事のポイントをまとめます。
- メルシーポットは生後20日の新生児でも使用することができます。
- 標準ノズルではなくボンジュールノズルを使用しましょう。
- 最適な吸引ポイントを見つけるためにも鼻の中でノズル向きを変えましょう。
- 吸引中は呼吸ができないため、連続吸入時間に注意しましょう。
新生児はママからの免疫で守られているとはいえ、全てのウイルスから防御できる訳ではありません。
新生児はお薬の用量調整が難しいこと、そもそも飲むことが難しいことから一般的な風邪であれは無投薬で経過観察することが多いです。
親ができることは鼻水を頻繁に吸引して、たくさん寝かせてあげることかなと思います。
と言うわけで今回は以上です。
最後までお読みいただきありがとうございました!
それでは!